香川県さぬき市の養鶏場2018年1月10日にニワトリが鳥インフルエンザの疑いから香川県の検査の結果から、11羽のニワトリのうち3羽から鳥インフルエンザの陽性反応が確認されました。
疑われる事例が認められた当該鶏舎の1月10日10時から1月11日6時までの死亡羽数は31羽となっているようです。
鳥インフルエンザって人にも感染するの!?なんだか不安という方が多いので詳しく解説しておきますね♪
まず鳥インフルエンザは人に感染するのか?
一般的には鳥インフルエンザが人に感染することはほぼありません。
鳥インフルエンザに感染して死亡したニワトリなどの体液や排泄物に直接触れたりするなどの過度な接触がある場合には稀に鳥インフルエンザに感染することも有ります。
したがって、過度な接触等をしない限り、人が鳥インフルエンザに感染する事はありません。その他、高病原性鳥インフルエンザが発生した農場の近くに住んでいたり、近くを通ったりすることで感染することもないようなので、近隣住民の方も安心して大丈夫です。
それに卵を食べることによる人への感染の例も報告されていないとのことです。
1月11日に高病原性鳥インフルエンザ再度遺伝子検査を実施し、疑似患畜(病原体に触れた、または触れた疑いがある患畜となるおそれがある家畜のこと)と判断されなかったとの事ですが、1月12日の遺伝子検査ではH5N6亜型と判明し、91,876羽が殺処分され、この養鶏場を含む半径3キロ圏内のさぬき市の9農場に鶏や卵などの持ち出しや持ち込みを禁じる「移動制限」を、同3~10キロ圏内にある県内18農場に持ち出しを禁じる「搬出制限」をそれぞれかける方針とのことです。
もし鳥インフルエンザに感染してしまった時の諸症状とは?
これまでの鳥インフルエンザの感染の症例報告によれば、仮に感染した場合には、突然の発熱や呼吸器症状、結膜炎などの症状が見られる様です。
東南アジアを中心に死亡者が報告されているH5N1亜型の鳥インフルエンザウイルスを除き、重症化することは殆どないということです。(鳥インフルエンザについては、こちらの「厚生労働省ホームページ」でも詳細情報が掲載されています。)
香川県の鳥インフルエンザは遺伝子検査により、高病原性鳥インフルエンのNA亜型が判明しH5N6亜型ということで、日本ではこれまで家きん肉、家きん卵を食べることにより、鳥インフルエンザに感染した例はありませんが、東南アジアで類似の鳥インフルエンザで重症化の報告もあることから少し気をつけたほうがよいかもしれません。
従って念には念で、近隣住民の方は該当の養鶏場にはなるべく近づかないようにするようにしておきましょう。
養鶏場のプライバシーの問題も有るので実際の場所は伏せていますので、該当の養鶏場を知っている方もSNSを使った拡散などは安全とプライバシーの問題も有りますので自粛するようにしてみてください。
こちら農林水産省からの参考資料などもあるので参考にしておいて下さい。
香川県における高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例については、遺伝子検査の結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることが確認されました。
今後、病原性及びNA亜型について動物衛生研究部門(注)において検査を実施します。
(注)国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門:国内唯一の動物衛生に関する研究機関(部門長 坂本研一)
2.その他
(1)高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づき、当該農場(肉用鶏約5.1万羽)及び当該農場の関連農場(肉用鶏約4万羽)で飼養されている家きんについて、疑似患畜として処分いたします。
(2)これらの農場は、飼養家きん等の移動を自粛しています。
(3)我が国では、これまで家きん肉及び家きん卵を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染した事例は報告されていません。
(4)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
(5)今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。
出典:農林水産省Webサイト(http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/180111_8.html)
根拠のない噂などにより混乱することがないようにしながら、県やその他のメディアからの啓発も参考に的確に対応するように心がけてくださいね。