知ってましたか?昨年のインフルエンザ感染者は、例年の5.7倍も多かったそうです。
今シーズンは、昨年より流行が早まりそうなので、早めの予防や対策が必要になってきます。
インフルエンザは、高熱が特徴です。場合によっては重症化することがあるので注意が必要なのです。
インフルエンザの予防接種をすると、「絶対インフルにならない」というわけではありませんが、感染しにくかったり、感染しても重症化せずに軽い症状で済むのが予防接種のメリットです。
インフルエンザワクチンの効果と時期は?
インフルエンザウイルスは、「低温乾燥」を好みますので真冬の寒い時期に繁殖する傾向があります。
でも数年前から「新型インフルエンザ」が流行し、11月中旬~12月に流行を迎えることが多くなったのです。
ですから、早めのワクチン接種をオススメします。
ワクチンを打つことで、インフルエンザウイルスへの抗体ができ、発症を約50~60%減少させてくれます。
感染しても、重症化を約70%減少させてくれることも分かっています。
ワクチンの効果は、受けてすぐに出始めるわけではなく、インフルエンザウイルスの抗体ができるまでに3週間ほど時間がかかります。
ですので、流行前までに免疫を作っておくためには、11月上旬~12月前までには受けておくことをオススメします。
※生後6ヶ月~12歳までのお子さんは、ワクチン接種が2回必要になります。
そのため、1回目の接種を早めに受けておきましょう。
インフルエンザ予防接種の効果期間は?価格の相場は?
「早めに予防接種をしてしまうと、効き目が弱まってしまうんじゃないか」と思う人もいると思います。
一般的に、インフルエンザ予防接種の効果は、約半年持続します。
接種すると、抗体ができるまでに約3週間ほど時間を要し、半年をかけて徐々に抗体が減っていくという仕組みになります。
ですので、受験生など受験の時期に一番効果を期待したいのであれば、受験日などを医師に伝え逆算をして受けるようにするのがいいでしょう。
インフルエンザワクチンの今年の相場は・・・
- 6ヶ月~13歳未満:5000~7000円(2回接種のため)
- 成人:3000~5000円程度
- 高齢者:無料~3000円程度
インフルエンザワクチンは、自由診療になりますので病院によって価格が違います。
ただ、安いから効果が弱いというわけではありません。
病院それぞれ仕入れるメーカーや人件費などを考慮して、設定されるので安くても高くても効果は同じですので安心してくださいね。
まとめ
インフルエンザの典型的症状として、「38度以上の高熱」や「鼻水や喉の痛み、咳」があげられますが、「無症候性感染」といって、自分が気づかないうちに感染していたと言うケースが意外にも多いようです。
自分の対策として、予防接種を受けて感染予防をすることも大切ですが、冬の間は人が多い場所では、マスクや手洗いうがいをすることが鉄則です。
また、インフルエンザウイルスは、アルコール殺菌で死滅しますので、アルコール除菌剤などを上手に利用するようにしましょう。
予防接種は、ピークを迎えると混雑しますし、高い値段の病院しか残っていなかったりしますので、できるだけ早めに受診するようにしましょう!